現在栃木県が整備を進めている南摩ダムの関連事業の一環で、鹿沼市上南摩地区に森林体験エリアを新設する工事に携わりました。
当社の担当は森林観察を楽しめる木道の設置ですが、当初使用する予定だったハードウッドが計画変更となり、アルミと合成木材の製品で工事を進めることになりました。

木道が設置される場所は小高い山の麓にあり、水の流れ道となって湿地のようになっています。
当社ではこのような場所には井桁基礎を使用しますが、今回はそれが出来ません。
代わりに使用するのが写真のC-LESS(シーレス)基礎です。
この上にアルミ製の支柱を建て込みます。

C-LESS基礎は前田工繊株式会社の製品で、コンクリートを一切使用せず、多方向から打ち込んだ鋼管杭で支持力を得る、環境に配慮した小規模構造物用の簡易基礎工法だそうです。
今回は写真のように1基当たり4本の鋼管杭を打ち込みます。
打ち込みは手持ち式の油圧杭打機を使います。

C-LESS基礎上に支柱を建て、桁を取り付けました。
写真を見てもらえば分かると思いますが、足元は常に水が流れてぬかるんでおり、施工に苦労しました。
水中にはオニヤンマの幼虫やヒキガエルなど多種多様な生物を見かけましたので、この木道が完成すれば自然観察にはうってつけの環境となりますね。

桁の上に合成木材の床板を取り付けます。

この木道は屈曲部が複数あります。
直線部分はスムーズですが、写真のような曲がる箇所では床板の加工が必要になります。
白河の南湖公園の木道でも同じ加工をしたので、そのときの経験を生かして取り付けを進めます。

床板と地覆を取り付けて完成です。
いつも使っているハードウッドと勝手が違うため大分苦労しましたが、良い経験となりました。
ここはスノーピーク鹿沼の裏手にありますが、令和8年度の開業に向けて現在整備中です。
開業後にキャンプに訪れた際は是非立ち寄って、自然を満喫してみて下さい。

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